生まれ育った地域のために
私にできることで恩返しをしたい

私は越谷生まれ、越谷育ち。5人兄弟の三女として生まれました。母は8人兄弟の第7子であり、祖母が高齢で育児協力を得ることは難しく、近隣の方々に支えられながら子育てをしてきたと、母から聞かされていました。
私の幼い頃の記憶でも近所の方々が声をかけ、おやつをくれたり、母のいない時にはよくお邪魔していたことを鮮明に覚えています。

大好きな地域だから、進学も近隣地域を選択し、人の役に立てる職業に就きたいと看護の道を目指しました。

救急救命で経験を積む中で、もっと患者様やご家族の話をゆっくり聞き、寄り添った看護をしたいと思うようになり、在宅看護へ進みました。

在宅看護を提供する中で、介護するご家族は身体的・精神的な負担が重なり、介護を一人で抱え込む場合が多いこと、また、自身の機能低下や身体的変化、「家族の負担になりたくない」など利用者様は様々な葛藤の中にいることを知りました。

利用者様・ご家族の方々を”笑顔にしたい”・・・との思いで、そして、大好きな地域だからこそ生まれ育った地域のために私にできることで恩返しをしようと、越谷市で訪問看護ステーションを開設しました。

ステーション名の“バーチ”は白樺という意味です。白樺の別名に“ナースツリー”があります。

白樺の木は、痩せた土地でも生長し、山火事や地震、火山の噴火などの後でも、荒らされた大地に最初に姿を見せると言われています。
“一番苦しんでいる人のもとへと真っ先に駆けつけるような存在になりたい”と思い、“バーチ”と命名しました。

私たちは、重症心身障害児・在宅看取りなど医療依存の高い方を対象に幅広く対応できる訪問看護ステーションを目指しています。

お困りのことがございましたらお気軽にご連絡ください。

訪問看護ステーション バーチ

管理者 鈴木文子